憲法施行74周年に当たって

日本共産党坂戸市議団 新さかど

21年5月24日

菅自民の「壊憲」許さぬ!

 5月3日、憲法施行から74周年を迎えました。国会では9条改憲への「呼び水」にしようとする国民投票法案が衆院を通過。自民党と野党の一部からは、「緊急事態への備え」として改憲をもくろむ主張が相次いでいます。

 一方、高齢者医療費2倍化法案も衆院を通過。個人情報を企業などが利活用しやすい仕組みにするデジタル法は成立。コロナ禍の混乱に乗じて憲法の精神や条文を踏みにじる卑劣な攻撃が続きます。

 どの世論調査も9条改憲賛成は少数派。安倍晋三前首相は辞任の際、「(改憲への)世論が十分に盛り上がらなかったのは事実」と認めています。コロナ対応では、自粛を押しつけるばかりで、無為無策の菅義偉政権。改憲を口にする資格などありません。普通の生活に戻してほしい。国民の切なる願いです。

 「米中対立」の情勢で台湾有事の際、自衛隊が米軍とともに参戦する道が開かれており、日本の米軍基地が標的となる危険が現実にあり得ます。「9条壊すな、戦争法廃止せよ」の声とともに、コロナ感染を拡大させる東京オリパラは中止し、ワクチンの迅速な接種、医療支援などに全力で集中することを菅政権に求めましょう。国民の生存権がかかっています。

日本共産党坂戸市議団

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