ウクライナの風(５)あたたかい心の交流

　今年の夏は猛暑が続きました。３月２日にウクライナ東部のきれいな町で、ゼレンスキー大統領の出身地であるクリビーリフから避難してきた父母と甥の３名も、経験のない猛暑と闘の闘いでした。（写真をクリックすると大きくなります）

　早いもので６ヵ月になりますが、祖国への侵略の拡大は本当に言葉にならない思いで胸が張り裂ける思いでいます。

　そういう私たちにとってこの上なくありがたいことは、皆さんからの励ましです。支援の集いの中でも感謝を深くするのは、一流の演奏者の皆さんによるコンサートです。それを支える市民の皆さんのあたたかい心です。

　先日ウクライナを思って丹精込めて咲かせてくれたひまわり畑に案内していただきました。７月26日は川島町役場の庁舎内で「侵攻止めよ！平和コンサート」が、夕方には鶴ヶ島市内の公民館で市民団体が主催の支援コンサートがあり、それぞれ大きな激励をいただき涙しました。

　アメリカのぺロシ下院議長の台湾訪問に対して、中国政府のスポークスマンが戦争も辞さずとばかりの声明を荒々しく発した夜は一同眠れませんでした。最大の蛮行、暴力である戦争を軽々と口にすることは絶対許されることではありません。

　新型コロナが収束したら、たくさんの方々に我が愛する祖国のことをお伝えしたい思いで胸が溢れています。５回にわたる連載をお読みくださってありがとうございました。またお会いしたいです。

根本ユリア

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