25年11月6日
今、教職員の長時間労働もなかなか歯止めがかかりません。時間外勤務が常態化し、勤務時間内に休憩時間を取得することも厳しい状況です。業務内容も多岐にわたっているため定時には帰れません。本市における教職員の働き方の現状を質しました。
4年生以上の年間総授業時数は945時間。今では中学生と同じ1,015時間と大幅増です。1992年週5日制が実施され、教職員は週48時間分の内容を40時間の中でこなす内容と働き方です。
労働時間が長いのは一人ひとりの教師の業務量が大幅に増えすぎた結果なのです。教職員の数を増やし、仕事の範囲を見直し、業務の負担軽減するしかないのです。教育課程も見直し、適正な内容にしなければ長時間労働の解消には繋がりません。教職員に余裕がなければ肝心の子どもの教育も充実しないのです。本市において長時間労働を解消するための取組を質しました。
令和4〜6年の実施調査では長時間勤務職員は小学校では一定数減少、中学校では横ばい。減少しつつも、長時間勤務の教職員も一定数いる。時間外に行なっている業務として学年学級経営、生徒指導が多く、部活動に要することも多い。業務にやりがいはあるものの多忙であるのも事実である。
教職員の労働環境はまだまだ厳しい実態があります。休憩時間も時間内には取れず過密労働です。働き方は異常な長時間労働です。奮闘している教職員の健康が心配です。本市の取組も努力は窺えるものの限界があり、十分な解決策にはなっていません。
教職員を増やしたり、授業総数を減らしたり教職員自身がもっとゆとりをもって仕事ができる実効性のある環境にしていかなければならないと考えます。これからも引き続き取り上げ、注視していきます。
坂戸市役所「日本共産党坂戸市議団」議員控え室 電話 049-283-1331(内線)629